ここからは「実際に作る」ための準備です。 お料理の前に道具とキッチンをそろえるのと同じ。何を・なぜ入れるのかが分かれば、こわくありません。
⚠️ バージョンや細かいコマンドはよく変わります。正確な最新手順は必ず公式の Installation(外部リンク・別タブで開きます) と Support matrix(外部リンク・別タブで開きます) を見てください。 このページは「何のために何を入れるのか」を地図として説明します。
たとえ話:おかしの工場を建てる
Midnight の DApp 開発は、小さな「おかし工場」を建てるのに似ています。
- レシピを書く言語 → Compact(コンパイラ)
- 秘密を守る検査室 → proof server(証明をつくる係)
- お財布 → Lace ウォレット
- 工場を動かす電気 → Node.js
- 材料を運ぶトラック → indexer / node(チェーンとつなぐ係)
ぜんぶ役わりがちがいます。順番に見ていきましょう。
何を入れるの?(部品の一覧)
💡 node と indexer は自分で入れなくてOKな場合が多い:開発中は、Midnight が用意した接続先(エンドポイント)につなぎます。ローカルで全部動かす「local network(
undeployed)」という方法もあります。
開発者の視点:依存はバージョンがズレやすい
ここは大人(開発者)の注意ポイントです。
compactというCLI(道具箱の取っ手)と、その中のコンパイラ(toolchain)は、別々にバージョン管理されています。混同しないこと。- proof server は Docker イメージのタグ(例:
midnightntwrk/proof-server:8.0.3)で動かし、ポートは 6300。 - これらの正しい組み合わせは、公式の Support matrix(外部リンク・別タブで開きます) が正本です。「最新どうし」が必ず噛み合うとは限らないので、表で確認します。
いちばん速い始めかた:雛形づくり
公式には、DApp のひな形を一発で作るコマンドがあります(雰囲気だけ/正確な使い方は公式へ)。
これを使うと「Contract だけ」か「フル DApp か」、テンプレート(hello-world / counter / bboard)を選べます。 中身の組み立てを学びたいときは Counter チュートリアル から手を動かすのがおすすめです。
動いたか確かめる(チェックリスト)
開発者が「環境OK」と判断するための確認ポイントです。
-
compactが呼べる(compact --versionが表示される) - Docker Desktop が起動している
- proof server が
http://localhost:6300で動いている - Node.js が v22 以上
- Lace ウォレットに tNIGHT が入っている(faucet でもらう)→ そこから tDUST を生成
- テスト用ネットワーク名(Preview / Preprod)と、ローカルの
undeployedを区別できている
つまずきポイント(先に知っておこう)
詳しくは 開発で詰まりやすいポイント にまとめましたが、代表例だけ:
compact: command not found→ ターミナルの PATH 設定を読み直す- Docker のエラー → Docker Desktop が起動しているか確認
- ポート 6300 が使用中 → 別のポートに変える
- faucet で「Invalid address」→ Unshielded(公開)アドレスを使う
開発者として理解すべきこと
- 「何を・なぜ入れるか」を部品の役わりで言える(コンパイラ/proof server/ウォレット/node・indexer)
- proof server は手元(ローカル)で動かすのが基本。秘密データを渡す相手なので、信頼できる場所に限る
- バージョンは Support matrix で噛み合わせを確認する、という習慣
公式Docsではどこ?
- 入口:Getting started(外部リンク・別タブで開きます)
- 本体:Installation(外部リンク・別タブで開きます) / Quickstart(外部リンク・別タブで開きます) / Hello world(外部リンク・別タブで開きます)
- proof server:Run the proof server(外部リンク・別タブで開きます)
- ローカル網:Midnight local network(外部リンク・別タブで開きます)
- トークン入手:Get faucet tokens(外部リンク・別タブで開きます)
今日のまとめ
- 開発環境=コンパイラ・proof server・ウォレット・Node・(必要なら node/indexer)
- proof server はポート 6300、Docker で動かす
- 正確なバージョンと手順は公式(とくに Support matrix)で確認
今はここだけでOK
「Compact を書く道具」「秘密の証明を作る proof server」「お財布の Lace」——この3つの役わりが言えればOK。
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