DApp を動かすと、いつも出てくる3つの言葉があります。 ウォレット・トランザクション(取引)・状態(ステート)。ここでまとめて仲良くなっておきましょう。
① ウォレット(カギとお財布)
- ウォレットは「カギ」と「お財布」をまとめて管理する道具。Midnight ではブラウザの Lace が使われます。
- カギで「これは自分です」とサイン(署名)し、お財布で残高(NIGHT / DUST)を持ちます。
- ログインの代わり、と考えると分かりやすいです。
Midnight のウォレットには役わりが分かれています:Shielded(秘密の取引)/ Unshielded(公開の取引)/ Dust(手数料)。開発の入口では「3役ある」とだけ知っておけば十分です。
② トランザクション(取引)=記録1件
- トランザクションは「台帳に1件追加される出来事」。ブロックチェーンってなに? で見た通りです。
- DApp では、契約の入口(circuit)を呼ぶと取引になります。
- 取引を出すには手数料(DUST)が必要です(→ NIGHT と DUST)。
取引が確定するまでの流れ(Midnight・ざっくり):
③ 状態(ステート)=いまの中身
「状態」は「いまデータがどうなっているか」のこと。Midnight では2種類あります。
取引が成功すると、状態が新しくなります。たとえば Counter なら「数字が1増えた」状態に変わります。
3つの関係を一枚で
開発者として理解すべきこと
- ウォレット=本人確認+残高、取引=状態を変える1件、状態=公開/秘密の2種類
- 契約の circuit を呼ぶ=取引を作る。手数料は DUST
- Midnight 特有:取引の前に proof server が証明を作る一手間が入る
公式Docsではどこ?
- What is Midnight?(外部リンク・別タブで開きます)(公開/秘密ステート)
- Glossary(外部リンク・別タブで開きます)(NIGHT / DUST など用語)
今日のまとめ
- DApp の基本は ウォレット・取引・状態
- 取引は 証明 → サイン → 送信で確定し、状態が変わる
- 状態には 公開と秘密がある
今はここだけでOK
「カギでサインして取引を出すと、状態が変わる」——この一直線が見えればOK。
✍️ 白紙練習
答えを見る前に、いったん自分の頭と手から出してみよう。手で書くと「わかったつもり」がはがれます。
DApp の3つの基本「ウォレット・取引・状態」がそれぞれ何かを、自分のことばで説明してみよう。
- ウォレット=本人確認(カギでサイン)+残高(お財布)。Midnight ではブラウザの Lace が使われます。
- トランザクション(取引)=台帳に1件追加される出来事。状態を変える1件です。
- 状態(ステート)=いまデータがどうなっているか。公開と秘密の2種類があります。
Midnight で取引が確定するまでの流れを、順番に説明してみよう。
契約の入口(circuit)を呼ぶと、まず proof server が「正しさの証明」を作り、次にウォレットが残高を合わせてサインし、それが node に送られてチェーンに記録されます。つまり 証明 → サイン → 送信 の順で確定し、状態が変わります。
ウォレットは何と何をまとめて管理する道具? Midnight では何が使われる?
「カギ」と「お財布」をまとめて管理する道具です。カギで本人をサイン(署名)し、お財布で残高(NIGHT / DUST)を持ちます。Midnight ではブラウザの Lace が使われます。
Midnight のウォレットに分かれている3つの役わりは?
Shielded(秘密の取引)/ Unshielded(公開の取引)/ Dust(手数料)の3役です。開発の入口では「3役ある」と知っておけば十分です。
公開ステートと秘密ステートは、それぞれどこにあって、だれが見える?
公開ステートはチェーン上にあってみんなが見えます(教室のけいじ板)。秘密ステートは自分の端末にあって持ち主だけが見えます(自分のふでばこ)。
取引を出すのに必要な手数料は何? また Midnight 特有の一手間とは?
手数料は DUST です。Midnight 特有なのは、取引の前に proof server が「正しさの証明」を作る一手間が入ることです。
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